空手の流派、大道塾は空手と柔道を融合させた格闘空道へ

大道塾といえば空手に投げ、寝技、関節技を取り入れた総合格闘です。

総合格闘であっても、試合では道着着用という武道としてのスタイルも維持しています。

一種独特のスタイルを持った団体。

練習は空手スタイルですが、理念、目的はすでに空手を離れ、大道塾独自の実戦格闘術を追求しています。

そして空手から進化した格闘の空道(くうどう)を起こしました。

大道塾空道と呼ばれる新たなる団体とはなんなのか?

みていきましょう。

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大道塾

大道塾は東孝(あずまたかし 1949~)が設立しました。

宮城県出身の東塾長は高校で柔道を練習し、高卒で陸上自衛隊へ入り2年間勤務。

陸自を辞め早稲田大学入学。同時に極真会館へ入門しました。

1977年、第9回オープントーナメント全日本空手道選手権大会で優勝。

1981年、自身の考える実戦性(顔面への打撃、投げ、関節技などを含んだ格闘空手)を求めて極真から離れる。

大道塾という団体を立ち上げ活動開始。

さらに空道(くうどう)という着衣総合格闘技へと発展させています。

大道塾空道の特徴

組手(相手との攻防の練習)

極真カラテより枝分かれしたフルコンタクト空手。

道着着用で、頭部には防具をつける。

打撃(頭部も含む)、投げ、寝技の総合格闘。

武道というスタイルを大切にしているため、アメリカでメジャーなUFCのように、スパッツのみで戦うようなことはしない。

衣類着用という形で、いつでも戦える格闘護身術も意識しているようです。

型(一人で練習する古伝練習法)

大道塾空道には型練習はない。

これは型を練習しても実戦性がないという考えからきています。

沖縄から本土に伝わった空手の型は、やがて学校教育の一環として体育に取り入れられました。

つまり体操となったわけですね。

そのような環境で広まった空手から派生したフルコンタクト空手は、型を重要視しない傾向にあります。

さらに大道塾空道はストリートファイトにおける実戦性を追求する理念を持っているので、型よりも組手や投げ、寝技を覚えた方が役に立つと考えられているようです。

試合競技

空道として選手権大会を行なっています。

頭部に防具をつけ、道着上下着用。

頭部を含んだ全身への打撃、投げ、頭突き、寝技を使用してKOを狙います。

1:21の短い動画ですが、大道塾空道の醍醐味が凝縮しています。

打撃、投げ、掴んでからの膝蹴りなどをご覧ください。

投げ合いとなり、10秒間掴みあった状態が続くと、審判により離されます。

寝技の場合は30秒間でブレイク。(押さえ込みなし)

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大道塾空道の練習体系

フルコンタクト空手の練習と基本は同じ。

打ち合い、筋トレ、スタミナ重視となります。

ただし頭部への打撃もあるので、伝統派空手の間合いに近いです。

総合格闘なので柔道と同様の練習もあります。

投げのみ、寝技のみの乱取りも積極的に練習。

型は大切だという意識は、団体内にもあるようです。

ただ型を練習しても実戦で活かされるのかといえば、実際に体現できている人はいないでしょう。

型に対する考えは、どの流派でも同じような感じです。

練習はするけど、使えない。

使えないのなら、もっと他のことを練習した方がいいとの考えから、大道塾空道では型は練習しないようです。

格闘空手を謳って設立された団体であり、大会重視。

また護身、ストリートにおける実戦にも対応できるよう意識した練習を行なうのが大道塾空道の持ち味といえるでしょう。

さいごに

以上、大道塾空道の解説でした。

合理的な考えを練習体系に取り込んだ団体といえるでしょう。

打撃のみのフルコンタクト空手とは違い、投げも寝技もあるので、当然護身的要素は強まります。

ただブラジリアン柔術のように寝技だけに特化したスタイルではありません。

本当に町中でトラブルになった場合の対処方法を意識した団体ではないでしょうか。

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