北岳登山|初心者でも体力があれば挑めるコースで登ってみた

今回は北岳登山についてお話し。(9月・夏シーズン)

北岳。山梨県内に位置する日本第二の高峰、標高3,193m。

コースを選定を間違わなければ、初心者の方でも登ることが可能。

ただし体力はかなり必要。

とても厳しい山なので事前準備は重要ですし、当然日帰り登山はできません。

今回は男3人で挑んだ、急坂ばかりを選択した北岳登山についてです。
※マイカー利用でのアクセスになります。(平日)

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北岳登山前泊は芦安第3駐車場がベスト

北岳に挑む登山者の大半が芦安(あしやす)→夜叉神峠→広河原を選びます。

特に登山口である広河原へのアクセスにはマイカー規制があるため、どうしても交通機関を利用する必要があります。

芦安から広河原間は利用者も多いため、運行本数も多いわけです。

今回はメンバーの一人が自動車を出してくれたので、マイカー利用で市営芦安駐車場へ。

芦安駐車場は第1から第8までありますが、第3駐車場がベスト。

理由は、トイレが近くにあることと、広河原行のバス停、乗り合いタクシー乗車口が近いこと。

前日の21時に第3駐車場に到着。

なんと私たちの車のみでした。いい場所を確保したい場合はやはり早め早めの行動が必要です。(深夜あたりになると他登山者の車が続々と到着しました。)

止めた車のすぐ脇でテントを張り、就寝。

ちなみにトイレにはひとつだけ水道があるので歯磨きや洗顔が可能です。

翌朝03時に起床して準備を整え、4時前には徒歩1分の場所にある第2駐車場へ。

すでに乗り合いタクシー関係者の方が集客しています。(もちろんバスを選択もできます)

交通規制区間は午前5時30分~午後6時が利用可能で、夜間はすべて通行止めになります。

とにかく早め早めで行動すれば、乗り合いタクシーの「出発第1便」に乗ることも可能。

幸運にも私たちは第1便に。定員7名か9名のタクシーなのでラッキーでした。

第1便を確保した直後、私たちの後ろには長蛇の列が!

みんなタクシーを選ぶのです。なぜならバスは時間の融通が利かないうえ、最悪1時間立ち乗りの可能性も高いから。

タクシー乗り場に「登山計画書」を提出できるポストがあります。

登山計画書、ペン、机が準備されています。ありがたくすべて利用しました。

※登山計画書は必ず提出しておきましょう。生きるための最後の保険です!

タクシー料金ですが一人片道1,100円。(バスは1,030円)

5時過ぎにタクシーは出発し、夜叉神峠前で5時30分の通行止め解除まで待機。

広河原へは30分以上かかりますので、タクシーの中ではみんな寝てました。

広河原にはインフォメーションセンターあり、トイレ(水洗)を利用可能。

センター2階には飲み物の自動販売機があります。

ちなみに空き缶用ゴミ箱はありません。

センターの自動販売機で購入した空き缶のみセンター受付で回収してもらえます。

まあ、当然ですよね。自分で持ち込んだものは自分で持ち帰るのが山のマナーです。

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北岳登山開始:体力勝負のコースへ

午前6時30分過ぎ、いよいよ北岳へ行動開始です。

野呂川の水音を聞きながら吊り橋を渡り、広河原山荘脇にある登山道へ。登山開始から30分ほどで白根御池小屋分岐にさしかかります。

大半の登山者が傾斜の緩めな大樺沢沿いの道を選びますが、私たちは迷わず白根御池小屋方面のとっても厳しそうな急坂に向かいました。

とにかく急坂で汗が吹き出します。こまめに休憩と水分補給は必須。

急坂が左方向へ水平になると白根御池小屋は近いです。

白根御池小屋

白根御池小屋は最高の休憩場所です。(もちろん宿泊も可)

トイレもあり水も補給できます。

そしておすすめはソフトクリーム。一本500円。疲れた体にはうれしいエネルギー補給ですね。

白根御池小屋は北岳登山の約3分の1あたり。

本当の闘いはここからです。

草すべり

草がすべって落ちていくくらいの急な登りです。この登りは本当に堪えます。
一歩一歩、焦らずに。

草すべりも中腹あたりで後ろを振り返るととってもきれいな鳳凰三山を拝むことができます

もちろん天候次第ですが。

小太郎尾根分岐(2,850m付近)

ここに到達できるとようやく北岳山塊から北側にある甲斐駒ヶ岳仙丈ケ岳を観ることが可能に!

最高の景色なのでたくさん写真を撮りましょう。

休憩にも適した場所ですが、やはり標高も高いためたとえ快晴でも肌寒くなります。

一枚上に着用できる衣類を準備しましょう。

北岳肩ノ小屋

ここまで登ると頂上まで少しです。

一息入れていっきに挑むことができます。

12時頃に到着しました。

登山開始から約5時間。標準的なタイムですね。

屋外にベンチとテーブルがあり、見事な風景を眺めながら昼食タイム。

有料のトイレもあり、登頂にむけ最終調整をしましょう。

頂上へ

肩ノ小屋脇を抜け、頂上へ向かいます。

ここから岩場であり、とにかく大きな岩がゴロゴロしています。足元に注意し、しっかりと3点支持を意識しましょう。

特に頂上が近いため急ぎたくなる気持ちもわかりますが、酸素濃度も低いので、焦らずゆっくりがとても重要。

14時ごろついに頂上へ。最高の一瞬です。

また天候にも恵まれていたため富士山を見ることができました。

富士山以外に北岳より高い山はありません。

360度の見晴らしはもう言葉では言い表せないものです。

登山をやめられない最大の理由がまさにこれ!

苦しい後のご褒美ですね。

ただ長居は無用。

山はすぐに暗くなるので荷物を整え北岳山荘へ。

北岳山荘

山荘周辺にはテント設営スペースがたくさんあります。

先着順なので、空いているスペースから選んでテントを張りましょう。

スペース利用料は一人800円。

北岳山荘から見る富士山もまた、北岳に登山した人のみに与えられるご褒美ですね。

また山荘の外には水道があり、水の補給も可能です。(無料でした!)

下山

翌朝4時起床。

テントをたたみ、5時に出発点と同じ広河原へ向け下山開始。

北岳山荘から吊尾根分岐まで戻る必要があります。

ここが意外ときつく、山荘から再度250m程登らなくてはなりません。

じつは近道がありますが、危険なために通行止めになっている可能性があります。

多少きつくとも安全なルートを選びましょう。

吊尾根分岐から八本歯のコル方面へ進みます。

どこかで左に折れ、左俣コースへ入る必要があるのですが、なかなか分岐点が現れません。

八本歯のコルの直前になってようやく左俣コースへの分岐が。

広河原へ下山する場合はここで進む方向を間違えないようにしましょう。

左俣コースはとにかく急坂でいたるところに木製の階段が設置されています。

階段というよりハシゴに近い。

転落に注意!

またこのコースは落石の多い場所でもあります。

注意しながら下っていきましょう。

大樺沢二俣の分岐点まで下るとバイオトイレが設置されています。

トイレを左手に見ながら大樺沢沿いに進みます。

途中残雪が沢上に現れました。

とてつもなく巨大なトンネルが沢によって形成されていますが、絶対に残雪の上を歩かないように。

いつ崩落するかわからないので。

白根御池小屋分岐までくればゴールである広河原まであと一息。

北岳最後の景色を楽しみましょう。

かなりのスピードで下れたので、午前中には広河原へ到着しました。

再度、広河原から第3駐車場へ

広河原へ到着しインフォメーションセンターまで戻ってくると乗り合いタクシー関係者が「タクシーどうですか?」と尋ねてきます。

芦安駐車場まで一人1,100円。バスと値段も大差はないため、早く戻ることができる方を選ぶのもありですね。

私たちはタクシーを選択しました。タクシーは定員に達するまでは出発しませんので、荷台に荷物を乗せ、センター2階の自動販売機で冷たいジュースを買いました。

そして無事第3駐車場まで戻り、北岳登山終了!

平日お昼時でしたが第3駐車場はすでに満車状態。北岳の人気がわかります。

下山途中、私は軽い滑落事故を起こしました。両腕を擦りむいたくらいで済んだので、本当にラッキーだったと思います。

下山時は注意力が少し散漫になってしまうので、最後まで気を抜かず、安全な登山を心がけましょう。

以上、北岳登山記でした。

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