丹沢登山|おすすめ主稜縦走、箒沢、檜洞丸、蛭ヶ岳、塔ノ岳、大山

今回は丹沢主稜を含んだ縦走記をお届けします。

白状しますが、とても無茶な計画でした。

なぜなら山の中で野宿したから。

大したファーストエイドキットも持たず。しかも単独。

西丹沢の箒沢からスタートし、塔ノ岳で野宿、翌日昼過ぎに大山ケーブル駅到着という縦走でした。

かなり無茶な計画でしたが、それでも計画通りいけたのは

①、日頃の体力トレーニング(30代半ばだった)
②、地図判読の実地講習を受けていた
③、事前準備をしっかりした(ファーストエイド以外)

そしてなんといっても無事に計画を終えることができたという「幸運」ですね。

そんな縦走記をどうぞ。

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丹沢主稜

東京から1時間ちょっとで行ける神奈川県内の丹沢。

とくに大山は観光地でもあり、日帰り登山が可能なのでとても人気のある山です。

それでも大山より奥地にある丹沢主稜となれば日帰りするのはかなりハードなコースとなるので、余裕を持った1泊計画がおすすめです。

丹沢山地はアップダウンが激しいので、もし体力的に主稜縦走が不安であれば2泊計画を立てるなど柔軟性を持ちましょう。

山荘がそれぞれの山にあるので、宿泊計画も立てやすいのが主稜縦走のいいところです。

檜洞丸(ひのきぼらまる)、蛭ヶ岳(神奈川県最高峰・1,673m)、丹沢山(百名山)、塔ノ岳を走破するのはとても気持ちがいいですよ。

箒沢(ほうきさわ)へのアクセス

私の場合は小田急線新宿駅からの出発となりました。

小田原線急行の小田原行に乗れば乗り換えなしで新松田駅まで行けます。

時間は約1時間20分で、料金は780円。

新松田駅を出ると目の前にバス停があります。

富士急湘南バスの西丹沢自然教室行に乗車し、1時間ほどで箒沢に着きます。

料金は箒沢までで1,130円。

西丹沢自然教室までだと1,180円。

途中、丹沢湖をずっと眺めることができます。

ちなみに美しさで有名な玄倉川ユーシンへ行く場合は玄倉のバス停で下車します。

バス停から玄倉林道へ向かいましょう。

玄倉林道には隧道(すいどう)と呼ばれる9個のトンネルがあることでも有名です。

青崩隧道が最長で200mほどの距離ありますが、トンネル内にライト設備がないので本当に真っ暗です。

目の前の手を見ることも不可能。ちょっとした恐怖を味わえます。
※ライトまたはヘッドライトは必需品です。

箒沢に着き、中川川を渡った所に大石キャンプ場があるのでその脇を抜け登山道へ。

主稜縦走1日目|檜洞丸、蛭ヶ岳~塔ノ岳へ

いよいよ登山開始。

時間は正午でした。

野宿するつもりだったので、この時間に入山。

ですが、登山する者としては遅すぎる出発。

登山は早朝出発が基本。

安全第一でいきましょう。(この時の私は怖いものなし、という危険な心理状態だったのでしょう・・・)

さて大石キャンプ場脇の沢沿いに進み板小屋沢ノ頭を目指しました。

途中から凄まじい急坂!

一歩一歩ゆっくりペースで進みます。

丹沢主稜が始まる檜洞丸までは多少のアップダウンがありますが、ほぼ登りです。

ただ丹沢は登山道がよく整備されているので歩きやすいです。

檜洞丸頂上を越え、少し下ったところに青ヶ岳山荘があります。

私は山荘をちらっと見てから先へ進みました。

蛭ヶ岳~塔ノ岳へ

ここから神奈川県最高峰・蛭ヶ岳へ。

途中登山道が崩落した場所を迂回しながら先へ先へと進みます。

体力もあったのでスピードも落ちることなく前進しつづけました。

蛭ヶ岳の急坂に入ると体力の消耗が激しくなります。

頂上近くになるとクサリが設置された場所があります。

クサリの側面が崩れた斜面となっています。

気を抜くと間違いなく滑落。危険個所です!

しかもかなりの高さ。

注意力を維持して進みましょう。

頂上到着は午後6時30分くらいでした。

蛭ヶ岳山荘には野外ベンチもあり、最高峰だけあって景色を眺めるにももってこいです。

ただ私は日が落ちるまでに距離を稼ぎたかったので、景色も見ないで先へ進みました。

頂上から一気に下り、また登りを越えると鬼ヶ岩があります。

岩の間をすり抜けてさらに先へ進んでいるうちに日が暮れました。(午後7時30分くらい)

歩く速度を落とし、ライトを頼りにさらに先へ。

丹沢山山頂にある寝静まったみやま山荘をちらっと見ながら静かに通過。

丹沢山から塔ノ岳へ向け、真っ暗な登山道を静かに歩きます。

歩いていると途中何度も無数の生物が一斉に逃げ出します!

鹿だった。

突然ガサガサ~と逃げ出すので、初めのころはびっくりしてましたが、そのうち慣れました。

午後9時過ぎ、塔ノ岳頂上へ到着。

寝静まった尊仏山荘の脇を抜けた広場で野宿の準備に入ります。

秦野市の夜景がとても印象的でした。

野宿

夕食を食べるころには体が震え始めました。

たとえ7月であっても標高1,500mだと夜間は真冬と同じくらい寒くなります。

防寒着は必需品。

丹沢山地では植生保護のため木製の通路がたくさん設置されています。

その木製通路の上で就寝。

なぜならマダニが襲ってくるから!

過去にシートを地面に敷いて寝ようとしたら、体中にマダニが這い上がってきたことがあります。

防寒措置をして寝ようとしていたので皮膚に食いつかれることはありませんでした。

それでもマダニはやはり危険なので、橋状になった木製通路の上が安全と判断しました。

※山小屋に泊まるのが一番安全です。

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主稜縦走2日目:塔ノ岳から大山へ

翌朝5時に起床し、準備運動と水分補給をしたのち出発。

塔ノ岳を過ぎると丹沢主稜は終了となります。

ここから表尾根にはいります。

木ノ又大日を通過し新大日茶屋を目印に南へのコースをとります。

修験道の山ともいうべき行者ヶ岳。

危険なクサリ場で、高さもかなりあります。

3点支持とクサリをしっかり確保しながら登ります。

行者ヶ岳を通過すると三ノ塔が目の前にそびえ立ちます。

三ノ塔の登りに入るともの凄い急坂。

転倒、転落に注意が必要。

三ノ塔の頂上からはとても素晴らしい景色を満喫できます。

富士山、相模湾、天候が良ければ房総半島まで見えます。

しばし休憩し、エネルギー摂取。

三ノ塔を下りますが、すぐに登り坂になり二ノ塔に入ります。

二ノ塔を通過すると、いよいよ縦走最後の山である大山を眺めながら長い下り坂を進みます。

二ノ塔を下りきるとアスファルトで舗装された道路につきあたります。

3方向に道が伸びているので、ここでは休憩をしながら、地図とコンパスでコースの選定を確実にしましょう。

向かうはツーリングを趣味にしている人たちにとって有名なヤビツ峠。

この道はアスファルトで舗装されており、時折車が走るので事故に注意。

トイレとバス停が見えるとヤビツ峠から大山への登山道入口となります。

ヤビツ峠から入る大山登山道は、大山表参道コースと違い登山者はほとんどいません。

また違った雰囲気の大山を楽しめますよ。

イタツミ尾根を黙々と登ります。

表参道コースと合流した場所で、私はひとつのジレンマを感じることに。

なぜなら少し登れば大山山頂だから。

どうするべきか・・・。

どうせなら大山山頂も走破しておきたい。

でもさっさと下山して、帰路にも就きたい。(登山する者の悩みのひとつですね)

結局山頂には行かずに表参道コースを下っていきました。

大山は都内から日帰り登山が可能なので、登頂はまた今度ということに。

午前10時30分、阿夫利神社下社及び大山ケーブル乗り場へ到着!!

ゴ~~ル。

下山後のアクセス

公衆トイレの個室に入り、縦走で汚れた衣類を脱ぎ、Tシャツとジーパンに着替えて帰宅準備完了。

大山ケーブルは1時間に3本の運行をしています。

片道630円。

往復は1,100円。(繁忙期は1,240円)

平日最終が16時20分。土日最終が17時となります。

日帰りの大山登山の参考までに。

終点まで下り、バス停へ。

神奈川中央交通バスで小田急伊勢原駅へ向かいます。片道310円。

こうして丹沢主稜縦走を終えました。

まとめ

丹沢主稜縦走はかなりのアップダウンもあり、1泊または2泊の計画を立てることをおすすめします。

檜洞丸から蛭ヶ岳間はほとんど登山者がいません。私は1人も会いませんでした。

日があるうちに山荘へ到着できるよう計画しましょう。

それでも丹沢山地の主要な山が連なる丹沢主稜縦走はとても登り甲斐のあるコースです。

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