ミステリー小説、私のおすすめ③|「感染領域」で植物と人類を考察

「感染領域」というミステリー小説。

これは面白いので紹介しますね。

「感染領域」

くろきすがや著作

第16回「このミステリーがすごい」大賞の優秀賞受賞。

植物についてのバイオサスペンスという、なかなかレアなテーマです。

「くろきすがや」は、菅谷敦夫(すがやあつお)氏、那藤功一(なとうこういち)氏2名の共同作品となります。

この世から植物がなくなったらどうなるのか?

人類は生きてはいけません。

それどころか陸上生物絶滅なんてことも。

では、あらすじ、見どころ、考えさせられたことをお伝えしますね。

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「感染領域」あらすじ

九州でトマトが枯れる病気が発生。

大学に勤める植物病理学者の安藤仁は、農林水産省の依頼を受け、かつての恋人であった里中しほりとコンビを組んで現地入り。

原因は、正体不明のウイルスであることが判明します。

同じころ、トマト製品製造販売会社の研究員・倉内が謎の死をとげる。

倉内は安藤の旧友であり、近く会う約束をしていた。

倉内が研究していた、熟れも腐りもしない「カグラ」と呼ばれるトマトの苗の研究を続けてほしいと、トマト製品会社より依頼を受ける安藤。

また、倉内の残したノートから「1211」という謎のメッセージを知る。

やがて安藤に迫る危機。

さらに九州で発生したウイルスは四国、本州にまで急速に範囲を広げます。

見えない敵、解明すべきウイルス、カグラの謎、そして「1211」とはなんなのか?

ウイルスが人類をも滅亡させることを突き止めた安藤はどうするのか?

「感染領域」の見どころ

植物病理学をテーマとしたミステリーがいいですよね。

植物のことなんて、なかなか考えないですから。

主人公の安藤仁は大学に勤める植物病理学者。

つまり研究員なんです。

ところが、子供の頃から大学生まで空手に打ち込んでおり、危機的状況に陥ったときに空手経験が役立ちます。

冷静な状況判断。

単なる研究員でないところが、読んでいてワクワク、ドキドキさせてくれますよ。

ミステリーだけど、アクションもある小説です。

体を鍛えるのは無駄ではない!!、と自信がつきますね。

また、謎のウイルスとカグラが交差するときの興奮は、なかなかのもの。

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考えさせられたこと

この小説から感じたのは、人の幸せとは何か、ということ。

名誉、地位、名声、そしてお金。

そんな欲望のため、人は平気で人を殺めたりしますよね。

反対に主人公の安藤は、研究さえ続けれたら幸せ、と感じる学者肌の人物。

そのような欲望の組織と、1人の学者が人類の運命をかけて知能戦を繰り広げる。

安藤には素晴らしい仲間たちがいます。

この連携が、またいいんです。

人(仲間)を大切に思う。

たくさんの人と交流していきたいな~、と感じれる小説でした。

さいごに

感染領域の紹介でした。

植物病理学という、普段では考えることもないであろうテーマ。

そこにミステリーやアクションが入ってくる、とっても楽しめる内容でした。

レアな世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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