ミステリー小説私のおすすめ⑥「壺霊」は浅見光彦が京都で大活躍

浅見光彦シリーズといえば、作家・内田康夫氏の名作。

膨大な数の浅見光彦シリーズが出ています。

今回お伝えするのは、

「壺霊」

内田康夫・著作

安定した浅見の名探偵ぶりには、いつも安心して読み進められます。

「壺霊」では浅見が京都を舞台に大活躍。

では、いってみましょう。

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「壺霊」あらすじ

フリーライターの浅見光彦は、編集長より京都での取材を命じられます。

依頼主より好条件の取材資金を提供され、しかも浅見を指名とのこと。

同時に別ルートから、行方不明の家族を探してほしいとの依頼が浅見に届きます。

不審に思いながらも、浅見は京都へ。

家族捜索の依頼主は伊丹千寿という二十歳くらいの女性。

依頼内容は、行方不明となった「母」と「壺」を探してほしいという。

壺は「紫式部」と呼ばれているとのこと。

なぜ「紫式部」なのか?

なぜ、千寿の母は行方不明になったのか?

謎が謎を呼び、さらに京都という深い歴史を持つ特殊な土地が、霊魂を思わせる不可解な事件を起こします。

そして若い女性の殺人事件発生から、魑魅魍魎とした泥沼へと浅見は巻き込まれていく。

はたして浅見は事件を解決できるのか?

「壺霊」の見どころ

内田康夫氏の浅見光彦シリーズは大人気ですよね。

日本各地で事件に巻き込まれる(首を突っ込む?)浅見。

浅見の活躍と同時に紹介される各地域の歴史や特産物、観光名所の記述が本シリーズの醍醐味ともいえますね。

「壺霊」でも同じ流れでストーリーは展開します。

そして浅見の細かい情報を収集し、断片的な内容から事件の真相を推理していく流れは、何回読んでもグッとくるんですよね。

情報ひとつひとつを組み合わせ、新情報を得ると、さらに推理を深めていく。

決して諦めない姿勢。

裏を取るために常に動き続けるフットワークの軽さ。

行動あるのみというスタイル。

かと思えば、名探偵ぶりは凄いのに人間臭く、情にもろい。

女性にはまったく歯向かえないなど、決してスーパーマンではないところがいいですよね。

疑問を着実に解いていく流れにはいつも引き込まれます。

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考えさせられたこと

お金ですね。

お金は大切なものです。

でも、お金が原因で悲しい事件は常に起こっています。小説の世界でも、現実の世界でも。

犯罪は許されるものではない。

それでも、犯罪に至るまでには「犯人」にもそれなりの葛藤があった。

決して単なる犯罪者では終わらせないところが、内田康夫氏の腕のうまさですね。

人間の心をしっかりと描いています。

自分が犯人の立場だったらどうするだろう?

悩み、追い込まれ、どうしようもなくなって犯罪に走る。

そんなむなしさと浅見光彦の推理がとてもいい感じで混ざり合わさる。

常に控えめな浅見ですが、ここぞというときは一歩も引かない。

芯の強さを追い求める生き方、というものを教えてもらえます。

もちろんダメダメなところもありますけどね、浅見光彦には・・・。

さいごに

「壺霊」の紹介でした。

上下巻ですが、あっさりと読めてしまいます。

それだけ引き込まれる内容でした。面白いです。

ハラハラ、ドキドキしながら読んでみてくださいね。

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