マダニ対策にはスプレー?おすすめの予防策とスプレーの限界

日本全国でマダニによる被害報告が増加しています。

家の中にいるダニよりもはるかに巨大な吸血虫であるマダニ。

実際に死亡例も報告されているので、危険な生物であることは間違いありません。

マダニを知り、対策をたて、あなた自身やあなたの大切な人を守りましょう。

今回は食らいついてくるメカニズム、予防策、また効果があるとされるスプレーについてのお話です。

さらに私自身が全身を無数のマダニたちに這いまわられた経験談もします。

でも1匹にも喰いつかれませんでした。その時実行した予防・対処策もお伝えします。

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マダニ対策のためにマダニを知る

マダニの全長は2~5mmで全体が茶色がかった色をしています。

山林、ササヤブ、草地など山から公園まで日本全国が生息域です

哺乳動物の動きや体から排出される二酸化炭素に反応して吸着・吸血します。

葉の裏側に潜み、獲物が近づくと吸着してくる。

とくにササヤブの中をガサガサと通過したり、藪の中での山菜取り、昆虫採集などを行った場合は、あなた自身がマダニたちのターゲットにされたと思っていいでしょう。

マダニの活動期間は春先から秋まで。

マダニ:吸血のメカニズム

体に吸着すると、居心地の良い場所を求めてモゾモゾと這いまわります。

そして皮膚が露出されているところに行きつくと噛みつき、じっくりと時間をかけながら頭部を皮膚の中に喰い込ませます。

そこから6~10日間かけて吸血します。

時と場合により痛みを感じないので、ターゲットとなった獲物は吸血により1~2cmまで膨らんだマダニを見て初めて気づくことがあります。

喰いつかれてから早めの除去が重要といわれます。(詳しくは後ほど)

マダニが媒介する感染症で知られているのはライム病、日本紅斑熱、また死亡例も報告されているダニ媒介性脳炎、重症熱性血小板減少症候群があります。

下山後に体調不具合になった場合はとにかく医療機関で診察を!
※マダニすべてが感染症を媒介しているわけではありません。
 具合が悪くなったら感染症も疑いながら医療機関へ。

お医者さんに登山へ行ったことをしっかり伝えましょう。

マダニ対策のおすすめは?

喰いつかれないことが一番です。

上記で述べた喰いつかれてから早めの除去が重要というのは、マダニは噛みついてから時間をかけて頭部を皮膚に喰い込ませます。

のこぎり状の頭部が皮膚に深く食い込んでしまうと、引っ張るなどして除去はできません。

つまり喰いつかれてから短時間以内であれば「はたく」、「指でとる」、「ピンセットでつまむ」などの対応が可能です。

頭部が皮膚に食い込み始めていたり、食い込んでいた場合は皮膚科へ行き切開除去の治療が必要になります。

この場合はもうマダニの体をつまもうとしないことです。(ピンセットを使ったとしても)

つまむことによりマダニの体液と病原などが皮膚内に逆流するので。

また強引に引っ張り取ると、頭部がちぎれて皮膚内に残ってしまいます。

こうなると別の感染症を併発する危険もあるので、諦めて皮膚科へ行きましょう。

以上お伝えしたように、マダニに喰われるといいことがありません。

つまり、喰われないことこそ最大の防御なわけです。

ではスプレーは使えるのか。

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マダニ対策スプレー

薬局などに行くと、様々な虫対策スプレーが売られていますね。

スプレーの配合成分表を確認しましょう。

ディート 30%配合

上記の配合スプレーであれば吸血性昆虫にかなりの効果が期待できます。

ですがちょっと待って!!

このディート、虫に効くが人間にも良くないんじゃないか?!?

ともいわれています。

製品の使用法を読むと、「決められた回数のみ使用する」「12歳以下の子供には使わない」とあります。(製品による)

虫に効果的ですが、使い過ぎも体に良くないわけですね。(ただし現在までディート30%配合製品で体に不調が出たという報告はないそうです)

またスプレーなどの薬品は吹きかけても、発汗などで流れ落ちてしまいます。

やはり万能なものはないということです。

次に紹介する対策の補助役としてスプレーを使用しましょう。

ヤブでは肌を露出しない

もっとも効果的な方法。

ササヤブや草地に入る前は長袖長ズボンで肌を覆い、ズボンの裾はブーツ内に入れてしまうとより効果があります。

手袋、首周りにタオルを巻くなど、とにかく肌を出さないこと。

そしてヤブを抜けたらすぐに衣類の上から全身をはたきます

これはかなりの効果が期待できます。

グループであればお互いに全身をチェックしましょう。

またザックもしっかりはたいてください。

家に戻った後はザックを裏返してさらにはたきましょう。

私はこの方法でザック内に潜入してたマダニ1匹を駆除しました!

予防策なし!?全身マダニだらけの恐怖の丹沢体験記

私はこれまでに丹沢山地で数回野宿したこがあります。(おすすめしません!)

一度塔ノ岳の標高1,200m付近の藪の中で寝ようと思い(熊対策のため)、夕方近くに藪の中に入り大きめのビニール製ゴミ袋をシート代わりに敷きました。

5月でしたが1,200m付近だと寒いです。

真冬用の防寒着を着て、手袋をはめて袖口・裾口もしっかり絞りました。

ゴミ袋の上に座りウトウトすること10分間ほどでしたか、ふっと目を開けると、

防寒着の上に無数のマダニたちが!!!

飛び起きてすぐに全身をはたきまくりました。

そしてゴミ袋の端をよくチェックすると、敷いた袋の下からマダニたちがどんどん上に上がってきていた・・・。

どうやらマダニたちは枯れ草が折り重なった地面の中に大量にいたようです。

そして哺乳生物であるがドヤドヤと動きまわり、さらには二酸化炭素を排出しまくったため、彼らも興奮して出てきたのでしょう。

御馳走だ~って。

とにかくその場所をすぐに離れ、上着やズボンを脱いですべてはたきました。

結果として1匹にも食われませんでした。

全身を防寒着で覆っていたのが効果的であったのと、衣類を脱いではたいたことでマダニをすべて落とせたと考えられます。

まるで武勇伝のようになってしまいましたが、山の中での野宿は危険が伴います。

しっかりと対策および準備をしてから行ってください。
※山小屋泊が一番安全です。テント泊は虫から体を守れます。

まとめ

マダニは危険な生物ではありますが、喰いつかれないように対策するだけでリスクをグッと抑えることができます。

そしてスプレーはマダニ対策として効果的ではありますが、スプレーだけの対策はやめておきましょう。

マダニを知り、マダニに備える。

知と技を駆使して、あなたとあなたの大切な人たちを守っていきましょう。

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