ミステリー小説おすすめ⑭「一千兆円の身代金」は警察捜査行程が面白い

一千兆円って途方もない金額ですよね。

こんな額の身代金を要求されたとしたら・・・。

今回はそんな小説を紹介しますね。

「一千兆円の身代金」

八木圭一・著作

知能犯相手に捜査を進めていく刑事たちの奮闘がとても面白い小説。

誘拐というとても複雑な事件をどのように解決するのか?

そう、誘拐事件はとっても複雑なんです。

では、いってみましょう。

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「一千兆円の身代金」あらすじ

警視庁捜査一課特殊班に誘拐事件の一報が入るところからストーリーは始まります。

特殊班とは、身代金誘拐、企業恐喝、立てこもり事件などに対処する組織。

警視庁では「SIT(シット)」とも呼ばれています。

誘拐されたのは大物政治家の孫、小学5年生の男子。

そして身代金要求額は1,085兆円。

犯人は政治的思想が強く、身代金と日本の財政赤字、とくに次世代へ借金を残そうとする現代の政治家に国民へ公式謝罪もするよう声明文を出しました。

特殊班は即座に捜査に入ります。

しかしながら、まったく手掛かりがない。

・犯人は1人なのか?
・複数なのか?
・どこにアジトがあり、子供はどこに監禁しているのか?

糸口がつかめず悶々とする捜査チーム。

そんな時、とあるブログの存在を発見。

誘拐犯の声明文と重なる部分もあり、犯人の可能性も考えて管理人の特定に入ります。

さらに誘拐された小学生の父親にある疑惑が。

その疑惑と犯人とのつながりが見え始めたとき、事件は一気に展開していきます。

ここまでの特殊班の捜査が面白い。

そして見えてくる誘拐事件の真相。

まさにどんでん返しですよ。

「一千兆円の身代金」の見どころ

特殊班の新米刑事、今村敦士(いまむらあつし)が、数々の失敗を繰り返しながらも事件の糸口を掴んでいくところですね。

さらに今村刑事の上司、片岡晋太郎(かたおかしんたろう)の先の先まで読む捜査手法は、読んでいてもグッときます。

そして犯人。

政治的思想が強く、明らかに狂っている部分もあります。

ですが、犯人の言うことも確かだといえます。

本当に日本の政治家は将来の国家戦略を描いているのか??

小説ではなく、現実の世界でも考えてしまいますよね。

そんな国民の気持ちを、犯人は代弁してくれます。

ある意味、スカッとする部分でもありますよ。

ラストになるにつれ見えてくる誘拐事件の真相。

なるほど!そうきたか!!

ってなりますよ。

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「一千兆円の身代金」で考えさせられたこと

この国の将来ですね。

小説という形ではありますが、なるほどと考えてしまいますよね。

ニュースを観ても、なんか政界は同じことの繰り返し。

なーなーで、事なかれ主義。

リーダーシップというものを期待したいばかりですよね。

しかし!

警察や自衛隊、一般サラリーマンなどの職場で働く人たちとなったら話は違ってきます。

自己主張しない、寡黙なプロフェッショナルたち。

そういう名もないプロフェッショナルたちに、この国は支えられているわけですね。

私も非力ながら、日々の仕事を頑張ろうという気持ちにさせられた小説でした。

いまあなたの行っている仕事は、世の中のどの部分に役立っているのか。

そこを考えると、結構やる気が湧いてきますよ。

やりがいのある日々を送っていきましょう!

さいごに

「一千兆円の身代金」の紹介でした。

誘拐から捜査、そして誘拐の真相へとストーリーは進みます。

特殊班の捜査の流れがとてもいい感じで、どんどんのめり込めます。

同時に日本の将来についても考えさせられることも。

半分はストーリーを楽しみ、半分は将来について考えながら読んでみるのも面白いですよ。

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