沖縄剛柔流空手の型をDVDでみたレビュー!三戦、転掌を学ぶならこれ!

近年、格闘技としての空手ではなく、古伝の武術としての空手が注目されていますね。

その中でもとくに注目されているのが沖縄空手。

私もかつて剛柔流を学び、さらにはフルコンタクト空手の極真空手も練習しました。(極真空手のメインルーツは剛柔流)

そんなわけで、沖縄剛柔流でも屈指の存在である、東恩納盛男師範が徹底解説するDVD「沖縄剛柔流の真髄」をレビューしてみました!

私が持っていた空手の概念を変え、空手の視点を改める内容でした。

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「沖縄剛柔流の真髄」DVDの流れ

東恩納盛男師範が徹底解説するこのDVDは全2巻。構成は以下のようになっています。

第1巻:三戦編
第2巻:転掌編

第1巻:三戦編

●補助運動

握り瓶、金剛圏、チーシー、鉄下駄など筋骨鍛錬の基礎。

●型:三戦

剛柔流の最重要型「三戦」を徹底解説。

●剛柔流基本の戦い方:カキエー

これぞ剛柔流という戦い方の基礎的な動きを鍛錬する方法。伝統派空手やフルコンタクト空手などいわゆる本土の空手とは大きく異なる。

少林寺拳法の柔法に近いイメージ。

第2巻:転掌編

●鍛錬

腕・足鍛え、体当たり、人体鍛えなど、相手とともに人体を使って体を鍛える方法。

●組手

一本組手:相手の攻撃を受け、技を返す練習。DVDの沖縄剛柔流では、本土の空手のように打撃のみで返さない。関節技や倒しにつながっている。

またイリクミという組手もあり。剛と柔のやり方があり、DVDでは柔のみ紹介。

フルコン空手でいうライトスパーリング。相手に強く当てないで、スピード重視で対人感覚をつかむ練習。

●型:転掌

三戦と並ぶ剛柔流重要型「転掌」の徹底解説。

空手概念が変化する!DVDの注目点

私個人の空手観に刺激を与えてくれたのが以下2点。

握り瓶鍛錬体当たりについて。

握り瓶(にぎりかめ)

剛柔流は接近戦の空手といわれます。

そのため相手との距離も近くなり、まさに肉体と肉体のぶつかり合いになるわけですね。そのため筋骨鍛錬が超重要!

沖縄伝統の鍛え方が「握り瓶」という大きな焼き物の瓶を使って握力を強化すること。

握る力が強いと、突き蹴りを使用しなくても戦えるというバリエーションが増えるわけなんですよ。

接近戦で相手にくっつき、握力で二の腕を握り潰すイメージ。空手において握力はバカにできない技術なんですね。

体当たり

もう一点、私の空手概念を大きく変化させてくれたのが「体当たり」。

空手以外にもブラジリアン柔術を練習した私にとって、組付くとは「寝技」に入ることでした。

ところがDVDでは体当たりと打撃の一種として紹介し、瞬間的に「胸」、「肩」、「背中」を使って体当たりして相手との隙間を作る。その隙間を使って打撃を入れる。

中国拳法には体当たりの技が多いことを思い出しました。

沖縄剛柔流DVDでは、体当たりの対人練習まで紹介されていましたね。これは参考になる!!

では、DVDのメインテーマである型に入っていきましょう。

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型:三戦

沖縄剛柔流の基本鍛錬型である三戦で鍛えるメインは以下3つ。

①、筋骨鍛錬
②、呼吸法(内臓まで鍛える)
③、精神力強化(打たれて強くなる)

①、筋骨鍛錬

まさに三戦のメイン。全身の筋肉をギュッと締め、相手のいかなる打撃をも弾きかえす肉体をつくることを目標とした稽古。

筋肉を締めるには呼吸法との一致も重要となる。

②、呼吸法(内臓まで鍛える)

三戦の呼吸法はとても独特。まるで痰を吐くような「コォォォ~、コッ!」という息の吐き方で筋肉をギュッと締めます。

力強く呼吸をすることで、体内にある横隔膜(肺と消化器を分ける筋肉)まで鍛える効果があるとも。

まさに内面から鍛えるのが剛柔流といえるでしょう。

③、精神力強化(打たれて強くなる)

三戦といえば、型をやっている最中にバシバシ叩かれ、蹴られる。

しかも上半身裸で行うので、初心者のころはその痛さに涙ぐむことも・・・。(私も辛い思いをした経験者なので。ただし本土の剛柔流だった)

でもですね、叩かれ蹴られ続けているうちに、本当に「慣れてくる」からすごい。

それがやがて自信となるわけですね。少々打たれても平気だ!、って感じで。

沖縄剛柔流の鍛錬型、三戦。重要視されているのも納得できますよ。

型:転掌

転掌は三戦と並ぶ剛柔流の鍛錬型。剛の三戦、柔の転掌ともいわれる。

転掌で鍛えるメインは以下2つ。

①、呼吸法
②、手首の回転・捻転

①、呼吸法

三戦では強く吐きだすことを意識した呼吸法ですが、転掌でも初期のころは力強く行う。

上達するにつれ段々と静かに、流れるような呼吸法にしていくそうです。相手に呼吸を読まれないようにする意図もあるのでしょうね。

②、手首の回転・捻転

転掌で重視するのが手首の動き。

手を開いた状態(開手)で行う型なので、手首の回転や捻転で相手にくっつき、流し、関節技につなげるというイメージになります。

ブラジリアン柔術のように相手に組付くのではなく、くっつく(超接近する)という感じでしょうか。

メインは打撃技で極めることで、関節技や流しはあくまでも補佐というところですね。

DVD第1巻で紹介されたカキエーにつながっていくなと、私は感じました。

DVD「沖縄剛柔流の真髄」の評価は

・内容       :★★★★☆
・理解しやすいか  :★★★☆☆
・人生に活かせるか :★★★☆☆
・価格       :★★★☆☆


空手を修行しているものにとっては素晴らしく参考になる内容ですが、(当たり前ですが)淡々とした流れなので★4つ。

理解しやすさは、ある程度空手修業期間が必要なので★3つ。

人生に活かせるかについては、生涯体を動かし続けるモチベーションアップのひとつとして★3つ。

価格は格闘系DVDの平均なので★3つとしました。

さいごに

以上がDVD、「沖縄剛柔流の真髄」全2巻のレビューでした。

沖縄空手界屈指の東恩納盛男師範直々に解説するこのDVD、本当に参考になることばかりでした。

フルコンタクト空手だけではイメージできない「空手概念」をとても強く刺激してくれますよ。

あなたも本家本元の沖縄空手に興味があるなら、ぜひ一度観ることをおすすめします!

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