登山遭難事故から生還するには?サバイバルの基本を押さえる

今回は登山初心者が一人で入山するときに考えるべき安全対策の第3弾です。

第1弾は「登山前の心得」、

第2弾は「遭難したときの望みを作る方法」でした。

さて、ここからは一歩踏み込んでいきましょう。

ずばり、あなたが遭難してしまった場合のサバイバル(生き残る)方法です。
※無雪期登山でのサバイバル術になります。

ここでは遭難事故後24時間以内に落命するような負傷をしていないことを前提でお話します。

ある程度体が動き、思考力もある場合、大自然の驚異からどうやって身を守るのか。

私の野宿体験を踏まえながら考えてみましょう。

では、いってみましょう。

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登山遭難からの生還|夜の山はとにかく冷えることを知る

寒いです。めちゃくちゃ。

冬場は当然のこと、夏でも防寒用具をある程度携行しましょう。

標高100m上昇するごとに平地気温よりも0.6~1度下がります。

私は夏場に1,200m付近で野宿しましたが、夜間から朝方は真冬並みの極寒でした。

では、滑落して足を負傷してしまい、その場から動けなくなったシミュレーションをしてみましょう。

日帰り登山計画であればテントはありません。

どのような感じでサバイバルすればいいのか。

上記リンクで紹介した、登山前に行う遭難対策を実行していれば、あとは救助隊を待つのみ。

「待つ」とは、じっとすること。

じっとしてるととてつもなく寒いです。

つまり保温が重要になってくるわけですね。

では、サバイバルの基本をみていきましょう。

遭難発生|生き残るためのサバイバル基本

山で遭難し、負傷した場合は肚を決めてその場に居座ったほうが生還率が高まります

動かなければ、それ以上転落する危険も避けられますからね。

ただ落石の危険があれば、時間をかけてでも安全な場所へ避難しておく必要があります。

登山届を提出しているのなら、必ず救助隊はやってきます。

信じて待ちましょう。

ただし道迷いで登山届に記入したコースから大きく外れている場合は、発見されるまで時間を要します。

さて、すでにお伝えした通り、夜の山はとにかく冷えます。

体を冷やさないことが大切。

特に負傷した場合は体が熱を持つため、ひどい悪寒に襲われることが予想されるでしょう。

持っている衣類、防寒衣、さらにはレインウェアまですべて着込みましょう。(ここまでは登山の基本携行品ですね)

ここからは、持っていれば生き残る確率が格段に高まるアイテムを紹介します。

私はこれまでずぶ濡れ状態、雪山、寝袋なし、雨天など様々な状況下の野宿を経験しました。

その経験から、「これがあればなんとかなる!」というアイテムと使用法を紹介します。

それほど高価なものでもないので、気軽に購入できますよ。

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登山遭難サバイバル:道具をうまく利用しよう

サバイバルシート

登山やアウトドア用品売り場でも購入可能。

薄いアルミシートですね。

頭からかぶって体を包み込んでしまいましょう。

値段も600~1,000円くらい。日帰り登山でも携行しましょう。必需品です。

ツエルト

緊急用簡易テント。

骨組みのないテントでコンパクトに収納可能なうえ、軽い。

紐を使用してテント状に張ることができればいいですが、体が思うように動かないときはサバイバルシート同様、頭からかぶっておきましょう。

サバイバルシート、ツエルトは風、雨からあなたを守ってくれます。

さらにあなたの周りに温かい空気を保持できるので、一晩耐えるための十分な機能があります。

ろうそく

頭からかぶったサバイバルシートやツエルトの中でろうそくを1本つけると、と~っても温かいです。

またろうそくの明かりはあなたに安心感を与えてくれるでしょう。(換気に注意)

●マッチ、ライター

ろうそくに火をつけるためにも携行しておきましょう。

ファーストエイドキット

滅菌ガーゼ、包帯、テーピングなど外傷手当用アイテム。

解熱・鎮痛効果のある「バファリン」や寒さでおなかを下した場合の「正露丸」などの内服薬。

鎮痛効果が期待できるバファリンがあると、負傷したとき少しは安心できますよね。

また登山中は擦り傷や切り傷ができやすいので、ハイドロコロイドなどのいわゆる「バンドエイド」も必需品となります。

ホイッスル(警笛)

笛ですね。

小さい力で大きな音を出せます。

大声を出すのは体力を消耗しますし、負傷した体では不可能の場合も。

定期的に笛を鳴らせば、発見される率が向上するでしょう。

熊撃退スプレー

山で熊と遭遇。

ちっともうれしくありません。

さらにあなたが負傷している状態であるならなおさらですね。

熊との遭遇率は年々増加傾向にあります。

遭遇して神様にお祈りするのではなく、効率よく撃退できるアイテムを携帯しておきましょう。(噴射射程に注意)

※今回紹介する中で唯一の高価商品?かも。

1本10,000~15,000円となります。

上記すべてを揃えてもそれほど大きな荷物にはなりません。

いざという時を考えると、できれば揃えたいアイテムですね。

今回、水・食料は省きました。

一晩であるなら何も口にしなくても問題はありませんので。

※内服薬をいつでも飲めるように、下山するまで携行している水を飲み切らない配慮もサバイバルテクニックです。

さいごに

大切なことは遭難しないこと。

誰も遭難するつもりで登山はしません。

ふっとした気のゆるみで突然襲ってくるのが遭難です。

予期しないからこそ、いざという時のアイテムを揃えておきましょう。

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