登山地形図を読む|おすすめは実地講習会でスキルアップ

山に登るとき、あなたは以下のどちら側となりますか?

①「あなた自身の判断で登山経路を選定し」登っている。

② 経験者の引率の元、「登山の楽しさだけを味わいながら」登っている。

上記2つはとても大きな差があります。

山はすべてが自己責任の世界。

初めの頃は②でも大丈夫ですが、いずれはあなた自身の力で経路を選定し登山できるようになりましょう。

そこでおすすめしたいのが講習会です。

今回は実地講習の3つのメリットを紹介します。

スポンサーリンク

登山地形図の読み方(地図判読)を体得せよ!

体得。

それは朝起きて洗顔し、歯を磨き、朝食を食べるがごとく、無意識に行動ができる日常生活のようなものです。

登山読図も同じで、「今、自分自身が地図上のどこにいるのか」を正確に把握することです

現在地がわかれば、これから先のルート選定や目的地までにある分岐点、到達時間などを割り出せますし、天候によっては「ここから下山しよう」と、避難経路を選ぶことも可能です。

無意識にできるようになる = 体得

体得までは苦労します。特に読図は脳みそフル回転させるので意外と疲れます。

そして体得の極意は、実際に上級経験者から実地で学ぶこと。

子供のころを思い出しましょう。

歯を磨く、トイレに行く、または自転車に乗るなどは、何度も失敗しているうちに自然と感覚でできるようになったはず。

それらは親から学びましたよね。

地図判読も実地講習を受け、感覚でできるようになると登山スキルが大きくレベルアップします。

もう誰かの後ろについていく必要がなくなり、すべてあなたの判断と決断で登山を楽しむことができます。

では実地講習会や経験者から実際に学んだ場合の3つのメリットです。

実地講習会で実感する3つのメリット

①、頭で理解しても体は動かない

いわゆる「本を読んでわかった気になる現象」ですね。

私も私生活では多々あります。

「これで俺もまたひとつ利口になった」と思い込み、実際に行動してみると

まったく理解していなかった

という苦い経験が・・・。

講習会などでは座学時間が終わると実地講習に入ります。

実際に山道を歩くわけです。講師の指導を受けながら。

わかった気になってる時間の余裕はありません。

あっさりと理解していないことを実地講習で証明されます。

ここで脳みそフル回転状態に入ります。

あ、あれ・・・、どうなってんだこの地図・・・。

とこんな感じで。

正直めんどくさいです。実地講習って。

本読んで「わかった気」になっていた方が楽ですが、「わかった気」で山に入るととんでもなことになります。それこそ命にかかわりますから。

そんなわけですから実地講習で講師の指導を受けながら、どんどん失敗しましょう。

②、地図と実際の地形 まったくの別物に見える!

地図っていってみれば一枚の紙ですよね。平面なんです。

ところが実際の地形ってデコボコであったり、沢があったり、崖があったり。

さらには樹木や雑草が茂っていて視界が利かないなんてことが普通です。

少し歩くと地形や景色がガラリと変わってしまうので、地図のどこを、どのように見たらいいのかがわからなくなります。

そういう時にすぐに講師に助言をもらえるのが講習会のいいところ。

また経験豊富な講師なら地図と実際の地形の見比べ方を丁寧に指導してくれるでしょう。

ひとつひとつじっくりと地図と地形の共通点を理解していく。

地図(平面)と地形(立体物)を頭の中で融合させることが上達の秘訣です。

③、体得とは「実行→失敗→助言→再実行」の繰り返し

①、②を読んでいただけたならもうわかりましたよね。

本を読むだけではなく(座学だけではなく)、即実地講習に入り体で疑似体験を積むということ。

地図を見ながら実際に歩いてみると、思ったよりも時間がかかったり、気づかないうちに目的地を通り過ぎたりします。

なぜそのような失敗をしてしまったのかを、その場で講師から指導してもらえます。

さらに失敗しないコツを教えてもらうなどして、再度地図を見ながら歩くを繰り返します。

失敗し、学び、また失敗する。上達とはこの繰り返しです。

お金はかかりますが、体得するまでの時間をいっきに短縮できるのが実地講習会の特徴です。

独学よりも断然早いです。

講習会が終わるころには、ひとつ成長したあなた自身に出会えるでしょう。

つづいて私自身が経験した実地講習会のお話をしますね。

スポンサーリンク

超過酷!イギリスで受けたランドナビゲーション特訓コース

私はじつをいうと自分自身に過酷なことを課すのが好きなんです。

はい、ひとことでいえば 変人 なわけです。

その分面白い経験も積んできました。そんなお話です。

イギリスって意外と一般人向けのアウトドアやサバイバル訓練コースが充実しています。

そんなことを知っていたので、地図判読とランドナビゲーション(地上航法)はイギリスで受けてみるかと思い立ちました。

そして見つけたコースに申し込み、渡英。7月の暑い時期でした。

講師はなんと、元英陸軍特殊部隊出身

たしかにこんな講師だと特訓も過酷になりますよね。納得です。

英国西部のウェールズにあるブレコン・ビーコンズという山岳地帯で3日間の特訓コース。

初日から15キログラムの荷物を背負い地図判読とコンパスの使用を学びます。

座学は立ちっぱなしで聞き、即実地訓練です。

講師は常に聞いてきます。

「いま地図上のどこにいる?」
「なぜそう判断した?わかりやすく説明せよ」
「いま選定コースから外れている。どこで間違えた?」

容赦なく質問攻めです。

しかも当然英語なので、頭の中で英語と日本語がごっちゃになって思考回路までがパンク寸前に!!

初日はそんな感じで山岳地帯を15キロ歩きました。

2日目も同じような感じで20キロ走破。

この日は夜間特訓もあり、夜間におけるランドナビゲーションのテクニックを学ぶ。

特訓後、落ち葉や枯れ木の枝を組み合わせてシェルターを作り、就寝。

いっしょに訓練を受けたベルギー人は下画像のようにいいアイテム持っていた!

そして3日目。

20キログラム近い荷物を背負い、標高900mの山を2回上り下りする全行程22キロの総合特訓開始。

制限時間は4時間。

2日間で学んだ地図判読スキルをフルに活用しながらガンガン歩き、走りました。

途中で異変に気付きます。あれ・・・、なんか道が違うぞ??

そう、思い切り地図を読み間違えた~!!

学んだノウハウを総動員して経路を修正し、とにかく走り回って5時間20分でゴール。

制限時間はあくまで目安とのことでしたが、講師はこう言いました。

道を間違えたとき、そのことに気づき、修正し、目的地まで到達できた。

君は自分自身の力でそれを成し遂げた。

レベルアップしたんだよ。自信をもっていいぞ!

経験者から学ぶと、たった3日間でも信じられないスピードでレベルアップします。

私が実地講習会をおすすめする理由をご理解いただけたでしょうか。

まとめ

地図判読ができなくても簡単に山に入れてしまいます。

ツアーに参加する、グループで登山する、気まぐれで登山するなど選択肢はたくさんあります。

それでも思わぬアクシデントが発生するのが山。

その時、あなた自身に登山スキルがあり、自力で下山できるでしょうか?

出発点となるのが、「あなた自身が地図上のどこにるのか」が明確にわかっていることです。

アクシデントが発生すると命に直結する山。

今一度地図判読のスキル向上をしてみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする