登山初心者から注意すべき高山病|私が経験した高山病の原因を探る

初心者からある程度登山に慣れてくると、必ず考え始める3,000m級の山へのチャレンジ。

筆頭は富士山。そして日本の屋根で知られるアルプス山地。

それでも3,000m級の山は決して甘くはありません。

とくに「高山病」についてはどれだけ知っているかが重要。

実際に高山病になってみて初めてその苦しみがわかりました。

今回は高山病に陥った原因の分析、そして対策方法を紹介します。

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高山病は初心者のうちから注意しよう

万全の準備で怪我もなく順調に登山を続け、頂上もあと少しだと思った時にじわりじわりと襲ってくる急病、それが「高山病」です。

高山病で登れなくなり、泣く泣く下山していく登山者はたくさんいます。

何カ月もかけて準備して、時間の都合をつけて登山しても、頂上に立てないとなると悲しいですよね。

初心者、上級者関係なく襲ってくるのが高山病。

今のうちから知識を得、しっかりと高山病対策を行っておきましょう。

これが高山病か!実体験

私の場合、高山病は頭痛から始まりました。

北岳(3,193m)への登頂には成功し、標高2,900mにある北岳山荘へ着くころには頭痛がするように。

一般的に標高2,000m以上になると発症のリスクが上がり、頭痛から倦怠感、食欲不振、吐き気、不眠へと進行します。

私の場合は頭痛と悪寒がセットで襲ってきたこと。

とにかく寒い!!

どんなに厚着しても震えが止まりませんでした。

温かい夕食を食べ、テントの中で即就寝。

※震えは止まりませんでしたが、厚着、寝袋、テント内という条件から低体温症にはならないという認識を持ちました。

脳が勝手に寒い感覚を作り出したのかもしれませんね。

高山病の原因は酸素不足、低圧、寒さです。

標高2,000m以上だと酸素が減少し、体内に取り込める酸素量が少なくなります。

酸欠と同じような状態が続くわけですから、当然体にとって良くはありません。

気温は100mで約1度下がりますので、たとえ真夏でも標高2,000mであれば地上気温よりもマイナス20度となります。

翌朝、起床するころには頭痛もかなり軽減していましたが、安全を考慮し下山することに。

間ノ岳への登山も計画していたのですが、すべて中止せざるを得ませんでした。

高度を下げていくほど頭痛は軽減。

広河原の登山口(1,500m付近)につくころにはすっかり頭痛は消えていました。

幸運なことに、私は「軽度」の高山病だったわけです。

続いては高山病の予防策です。

ただし以下の予防策を行っても高山病になってしまうこともあります。その場合は計画を中止して下山しましょう。

※2018年9月にグループで八ヶ岳に登りました。標高2,899m。

これから紹介する対策法を実行したところ、まったく高山病になりませんでした。

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高山病 5つの対策と私が犯した原因

①、睡眠不足は避ける

睡眠不足になるとそれだけで体調不良になりますよね。

そんな状態で体に高負荷の登山をすれば体のいたるところから機能低下を引き起こします。

私は仕事の夜勤明けで「北岳(山梨県 日本第二高峰、3,193m)」に挑みました。

結果として頂上に立つことができましたが、高山病を発症。

標高2,900m付近にある山小屋で1泊したのち、さっさと下山しました。

私が高山病になった最大の原因が睡眠不足であったことは間違いないでしょう。

※八ヶ岳登山前の2日間はしっかりと睡眠をとりました。

もちろん夜勤のない仕事に変えましたし!

②、水はなるべく多く摂取する

登山をすると大量の汗をかきます。

その割には水分摂取量が不足気味に。

原因は携行できる水の量に限りがあること。

そしてザックをおろして水を取り出し飲むという行動自体が面倒と感じることも。

標高が高くなると空気も乾燥して知らず知らず脱水症状になるので、こまめに水を飲めるよう工夫をしましょう。

③、呼吸は口をすぼめて、大きく深くゆっくりと

疲れてくると呼吸が浅くて速くなりがちに。

この状態では肺の中に充分な空気を取り込めません。

そのうえ標高によって酸素量も低下しているので、よけいに体に負担がかかります。

息を大きく深く吸い、口をすぼめてゆっくりと長く吐き出すように心がけましょう。

この呼吸法で、肺の中に入った酸素が充分に毛細血管へ取り込まれる時間を稼ぐことができます。

※2018年9月の八ヶ岳登山では意識してこの呼吸法を実行。

自然な呼吸を基本とし、定期的に口すぼめ呼吸を取り入れました。

④、登るペースはゆっくりと。絶対に焦らないように

これは ③ と関連があり、とくに初心者の方に多いケースですが、入山直後はまだまだ体力があるのでついつい先へ先へと急ぐ傾向があります。

ペース配分が狂うと体力を大きく消耗してしまい、結果として浅く速い呼吸になってしまいます。

登山はまだ始まったばかり。山は決して逃げたりはしないので、じっくり腰を据えて挑みましょう。

※八ヶ岳登山でも私がペースメイカーとなり、ゆっくり一定のペースで登るよう意識しました。

小休止もマメにとり、水分補給できるようにしました。

⑤、それでも高山病を発症したら迷わず下山

命あっての登山であり、趣味なのです。

一度くらい高山病で悔しい思いをしても何ら問題はありません。

それどころかなんとか克服してやろうと、より一層鍛錬に励みましょう。

そしていずれは仲間内で高山病体験を笑い話のネタとして披露してもいいのではないでしょうか。

※今の私にとって北岳の高山病体験は、とてもいい経験値となっています。

たくさんの経験を積んだ人の話はとても面白いですからね。

高山病も修行の一環と思えば、ためらうことなく下山ができるでしょう。

まとめ

以上が高山病に関する対策でした。

私自身高山病を経験しましたが、発症してみると辛いものです。

頭痛、悪寒でブルブル震えながらテントの中で寝袋にくるまっていました。
(まあ、夜勤明けで北岳に登ったのがかなりのハイリスクですが・・・)

誰もが発症する可能性のある高山病。

充分な対策と準備をして、楽しい登山を心がけましょう。

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