空手の流派、松濤館(伝統派)は日本本土で結成された初の流派

松濤館(しょうとうかん)空手は日本を代表する空手団体です。

伝統派空手に分類されます。

伝統派空手とは、フルコンタクト空手のような格闘技としてではなく、あくまでも武道としてのスタイルを持っているとの考えからそのように呼ばれています。

伝統派空手には松濤館の他に、剛柔流、糸東流、和道流があり、4つの団体をまとめて伝統派4大流派といいます。

4大流派のひとつである松濤館空手とはどのような空手なのか?

では、みていきましょう。

スポンサーリンク

松濤館空手

松濤館空手の事実上の開祖は船越義珍(ふなこしぎちん 1868~1957)です。

沖縄出身の船越は琉球の武術であった首里手(しゅりて)を修行し、本土へ伝えました。

この時伝えた武術が空手となり、船越は日本近代空手の祖となりました。

船越は「無流派主義」でしたが、武術を教えるため、1939年東京豊島区に道場を開きます。

この道場を「松濤館」と呼んでいたため、松濤館流となりました。

現在、松濤館空手は世界でもっとも大きな競技人口もつ団体となっています。

また韓国で生まれたテコンドーの母体でもあるそうですよ。

松濤館空手の特徴

組手

組手(くみて)とは対戦者と自由に戦うこと。

自由組手ともいう。

松濤館の組手で特徴的なのは、遠い間合いからいっきに踏み込んでの突き(ストレートパンチ)となります。

突き、蹴り、受け(防御技)ひとつひとつがダイナミックで力強く、かつ直線的です。

型は一人で様々な技やコンビネーションを練習できるように考案された、古伝の練習法。

松濤館の型は一人対多人数、または対刃物を想定しており、型にもそのような特徴があるようです。

伝統派では型はかなり重要視されており、型の数も多く存在しています。

観空大(カンクウダイ)、燕飛(ヒエン)、平安(ヘイアン)などなど。

なかでも代表型とされるのが慈恩(ジオン)となります。

↓↓慈恩の型動画↓↓

1:23の短い時間ですが、たくさんの技が繰り出されていますね。よく見ると四方八方への攻防を行なっています。まさに1対多人数。

試合競技

組手試合では相手の体に技が当たる寸前で止める、寸止めとなり、ポイント制ルール。

型試合は一人型や団体型が競われる。

試合競技は松濤館、剛柔流、糸東流、和道流の4大流派がまとまって行われるようです。

そのため各流派の特徴が少しは垣間見れますが、基本的には統一されている。

つまり流派に関係なく、選手たちの戦い方が同じ感じになっているわけです。

スポンサーリンク

松濤館の練習体系

初心者は体を大きく使って技の練習を行います。

これは動作が大きいために無駄が多いと勘違いされている部分もあるようですね。

大きく学ぶことにより、体の使い方を覚え、呼吸と動作を一致させる狙いがあります。

技の練度が向上すれば、無駄な動きを省き、小さく鋭くするそう。

遠い間合いから飛び込み、一発で決める。

空手の理想である一撃必殺。

一撃必殺を理想とし、松濤館では立ち方(前屈立ち、騎馬立ちなど)で歩幅を広くとり、大きく一歩を踏み出すようにします。

腰を深めに落とし、脚の「タメ」を活かした飛び込みが特徴的。

そのため足腰の強化とスピードアップの練習が欠かせません。

とくに伝統派空手の突きのスピードは、格闘技界でもトップクラス。

遠い間合いからの素早い飛び込みと、格闘技界トップクラスの突きのスピード。

まったく反応できず食らってしまった、ということもあるそうですよ。

恐るべきスピードですね。

また一瞬で大きな衝撃力を生み出すような技を練習し、その強烈な技をどのように使っていくかを学びます。

これを松濤館では「決め」と呼ぶとのこと。

直線的で、力強く、ダイナミック。

松濤館空手はいまや「世界の松濤館」となっています。

さいごに

以上が松濤館空手の解説になります。

日本近代空手の主脈となったのが松濤館のようですね。

まさに空手の歴史をそのまま味わえる流派ではないでしょうか。

試合を目指す、健康維持、精神修養など、あなたの用途に合ったやり方で空手を楽しんでください。

生きがいのある人生を。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする